リアルダイエット応用

1⃣自販機の500mlペットボトルは買わない

 みなさんは喉が渇いた時、自動販売機があればペットボトルの飲み物を買うことがありますね。自動販売機では500mlのドリンク類と350mlのドリンクが一緒に売られていることが多いと思います。ある暑い夏の日、外で喉が渇いたと思った時、自動販売機で同じジュースが500mlで150円と350mlで130円で売られていたら、みなさんはどちらを買いますか?こう尋ねると多くの人が「もちろん500mlを買うよ」と答えます。私が「なぜ?」と聞くと、「だって、500mlの方が得じゃないか」と答えます。さて、本当に500mlのペットボトルはお得なのでしょうか?みなさんと一緒に考えてみましょう。

500mlと350mlではどちらが高いでしょう?

 「500mlのジュースと350mlのジュースではどちらが高いですか?」まず、これを考えてみましょう。500ml、150円のジュースは100mlあたり30円です。そして350ml、130円のジュースは100mlあたり約37円です。500mlの方が100mlあたり7円も安いことになります。500mlがお得と答えたみなさん、正解です、おめでとうございます、と言いたいところですが、でも、質問をよく読んでください。質問は500mlのジュースと350mlのジュースの値段を聞いているだけですから、150円と130円で、350mlの方が20円も安いのです!ですから安いのは350mlです。それなのに、なぜあなたはいつも500mlのペットボトルをお得と思って買うのでしょうか?

喉が渇いているとき500mlは必要ですか?

 値段が高い500mlのジュースをお得と感じたのは、みなさんが喉が渇いていて、水分をたくさん飲みたい思っていたからです。そして500mlのジュースを買いました。大喜びでキャップを開けて、「あー、おいしい」とジュースを飲みます。さて、あなたは喉の渇きをいやすのにどれくらいの量を飲みますか。喉が渇いた時に飲むのは、普通、コップ1杯くらいでしょう。コップ1杯の量はだいたい250~300mlです。つまり、喉が渇いていたあなたが必要だったジュースの量は300mlくらいだったのです。350mlのペットボトルは十分な量です。しかし、あなたはお得だと思って500mlのペットボトルを買ってしまいました。すると、300mlくらい飲んだところで十分なので、キャップを締めてしまうでしょう。そして、一息入れたら、持って歩くの面倒なので、残りの200mlを、喉も渇いていないことですから100mlくらいずつ2回に分けて飲むでしょう。ようやくペットボトルは空になりました。あれ、ジュースを買ったのは何のためでしたか?

ジュースはカロリーもあります

 水やお茶ならたくさん飲んでもそれほど影響はありませんが、おいしいジュースにはカロリーがついてきます。だいたい100mlあたり40kcalとすると、500mlのペットボトルは200kcalです。350mlのペットボトルは140kcalです。喉の渇きをいやすだけなら350mlのジュースで十分だったはずですよね。しかしお得だと思って500mlのペットボトルを買ったあなたは、140kcalのジュースで十分だったのに、わざわざ200kcalのジュースを飲み干してしまったのです。いらないカロリーを60kcal摂りました。お金も20円余計に払いました。さあ、本当に500mlのペットボトルはお得だったのでしょうか?もう一度、よく考えてみる必要がありますね。

まとめ

 本当にお得にジュースを買いたいなら、スーパーマーケットなどで買った方が安いはずです。自動販売機で飲み物を買うのは、今、喉の渇きをいやしたいからです。必要なのは、今の喉の渇きをいやす水分量です。普通、喉の渇きをいやすのに必要なコップ1杯の量は250~300mlです。350mlのペットボトルは、喉の渇きをいやすのに十分な量なのです。それなのに500mlのペットボトルを買ってしまったあなたは、20円余計にお金を払い、今、必要のない150mlを買ったことになります。せっかく買った飲み物は無駄にできず、これを飲み干せば欲しくもない60kcalを体に入れてしまいます。お得な選択をしたはずなのに、無駄なお金を払い、不要のカロリーを摂り、その分、太ってしまうのです。そうだ、あなたはダイエットしようとしていたのですね。自動販売機のペットボトル(水、お茶は除く)は、500mlより350mlを買いましょう。ビッグサイズ(600ml)なんて、もってのほかです!

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