リアルダイエット基礎

➋運動療法はダイエットではない

 近年、「やせる方法」をなんでも「ダイエット」と呼ぶことが多いようですが、「ダイエットのためにジョギングする」という言い方には違和感を覚えます。なぜならダイエット(diet)とは本来、食事のこと。つまりダイエットとは主にシェイプアップを目的とした食事療法を意味します。もちろんフィットネス、シェイプアップのためにエクササイズ(運動)が有効なのは理解できますが、エクササイズはダイエットではありません。フィットネスやシェイプアップのためにダイエットやエクササイズがあるというのが正しい表現です。そして、やせるにはどちらが有効かと言えば、圧倒的にダイエット(食事療法)です。エクササイズでやせるには時間がかかります。やせるための最短で正しい道は食事療法(ダイエット)なのです。

ジムで運動するだけで痩せることはできません

 フィットネスやシェイプアップになるものを全て「ダイエット」と呼ぶ理由、それは、やせるのに最も有効なのが摂取カロリーを減らす「ダイエット(食事療法)」だからでもあります。カロリー制限なしに「運動療法」だけしても、やせることはできません。近年、流行している「確実に痩せられる」とうたう高額のジムも、実際は、お客さんはエクササイズで痩せるのではなく、カロリー制限を厳しく指導されるから痩せるのです。そして「高いお金を払ったのだから失敗はできない」とお客さんが「ダイエット(食事療法)」を頑張るから痩せられるのです。その意味では、フィットネスジムの高額の料金にこそ痩せる効果があると言えるかもしれませんね。

ジョギング(有酸素運動)だけで痩せることはできません

 やせるためにジョギングなどの有酸素運動を勧められることがあります。もちろんマラソン選手のようにハードな運動をすれば、痩せることは可能です。しかし、ショートケーキたった1個で得られるカロリー(366kcal)を消費するだけでも、体重50kgの人が8km/hで約50分ジョギングする必要があります。もしあなたの体重がもっと少なければ、さらに長く走る必要があります。あなたは他の食事の分も走らなくてはいけませんね。運動で体重を1kg減らすためには、フルマラソン(42.159キロメートル)を2回も走らなくてはならないのです。もし太った人がジョギングをすれば、「膝を痛めて歩くことさえできなくなり、かえって太ってしまった」などという悲劇さえ生まれてしまいます。既に太っている人が、ジョギングなどの運動だけで痩せることはできません。適度な運動はストレスを発散させ、暴飲暴食を抑える効果がありますが、エネルギー消費を目的にジョギングをすることはお勧めしません。ジョギングは、むしろ痩せてから始めて下さい。太るのを予防す効果は十分あります。

やせるための最短の道は食事療法(ダイエット)です

 やせるための正しい道、そして最短の道はやはり「食事療法」=「ダイエット」なのです。「なんだ、あたりまえじゃないか。そんなことならわかっている」と言う人もいるでしょう。では、なぜわかっていることができないのでしょう?それは、これまでの「食事療法(ダイエット)」ががまんを強いる辛いもばかりだったからです。「なんとか好きなものを食べながら痩せられないだろうか?」そんな気持ちが人々に「運動療法(エクササイズ)」の効果を期待させてしまうのです。たしかに筋トレで筋肉量を増やせば基礎代謝量が増え、長期的に痩せやすくはなりますが、運動で消費できるカロリーはあまりにも少ないので短期間にやせることはできません。短期間で体重が減らせるのは「食事療法(ダイエット)」だけです。

まとめ

 フィットネスやシェイプアップ目的のジムで行うエクササイズや有酸素運動のジョギングなどの「運動療法」は正しくはダイエットではありません。エクササイズやジョギングなどの運動は健康に良いですが、消費されるカロリーはそれほど多くなく、これだけで痩せるのは不可能と言って良いでしょう。筋肉量アップは長期的には太らない効果がありますが、無理な運動で体を痛めてしまっては、かえって太ってしまいます。やせるための最短で正しい道は「食事療法(ダイエット)」です。そこで、食事そのものを見直し、辛くない「食事療法」、楽に続けられる「食事療法」を考えたのがリアルダイエットアカデミーの「リアルダイエット」です。

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